揖保川源流にある廃校になった小学校をリノベーションして宿泊利用できる施設 

中国自動車道「山崎IC」から北へ約40分、播但連絡道路「朝来I.C.」から西へ20分ほど、車で山間を進むと見えてくる兵庫県宍粟市一宮町に「ゲストハウス繁盛校」はあります。 

 

いきなり難しい漢字ばかりで読めないという人も多いですよね（笑）「宍粟」と書いて「しそう」、地区の名前・繁盛は「はんせ」と読みます。森林に囲まれ、近くには揖保川源流・水谷川が流れる自然いっぱいの場所。宍＝猪、粟＝穀物という地名の通り、農業や狩猟が盛んな地域です。 

 

そんな自然豊かな場所にある「ゲストハウス繁盛校」は、廃校となった小学校をリノベーションした宿泊施設。写真のように、外観は今も学校の校舎そのものです。「本当にこの廃校に宿泊できるの？」と思う人も多いかもしれません（笑）小学校の校舎内はDIYで教室をリノベーションしていて、宿泊スペースやレストランはとってもおしゃれなんですよ。 

 

 

 

宿泊部屋は小学校の雰囲気残る懐かしい泊まれる教室 

 

‶泊まれる小学校″の玄関を進むと、長い廊下がお出迎え。当時の懐かしい思い出が蘇りますよね！

当館のコンセプトは「プレミアムなゲストハウス」。こんなに広いのに、1日3組限定なんです！めちゃくちゃ贅沢！ 

 

 

客室は、個室とドミトリーの計4部屋。貸し切り利用もでき、30人以上で宿泊もできちゃいます。仲良し家族数組で泊まったり、部活や企業の合宿で利用したり、使い方はいろいろ。 

 

ゲストハウスというと、バックパッカーなど一人旅で利用するイメージが強いと思いますが、ここはお子様連れのファミリーに人気なんです。‶泊まれる小学校″の広々とした敷地内は、お子様がはしゃいでも、外で思いっきり走りまわっても、客室の黒板にチョークで落書きをしてもOK。自由にのびのびと遊べると好評です。 

 

 

「泊まってみたいけど夜の学校って怖くないの？」と思う人が多いと思います。「夜も怖くない学校」を目指して、オーナーが1人で泊まり「学校」＝「怖い」原因を追究！不気味に光る蛍光灯を、宿泊ゾーンは暖色ライトに変更しました。廊下にセンサーライトもあるので、夜の怖さはかなり緩和されていると思いますよ。 

バスルームは、2021年の開業時に増築していて、とてもキレイ。シャワールームのほか、バスタブもご利用いただけます。トイレもウォシュレット付きの洋式ですよ。

 

アメニティは、女性の声を反映した、‶ちょっといいもの″をセレクト。バスタオルや歯ブラシセットなどはご持参くださいね。 

 

DIYで小学校の教室をリノベーションしたおしゃれなレストラン 

レストランは、小学校の配膳室をDIYでリノベーション。机は宍粟市内の小学校からいただいたもの。ガラガラと開ける引き戸や黒板が当時の面影を残し、ノスタルジーな雰囲気です。大人仕様にアレンジしているので、懐かしくもあり、居心地もいい。ソファ席で、まったり寛ぎながらお酒を楽しむのもおすすめです。 

 

関西唯一！？ジビエ料理と瓢箪ランプ灯る落ち着く廃校の宿泊所 

夜になると、当館のモチーフのひょうたんランプのあたたかい光に包まれて、大人のバーに。 

料理長は、More繁盛の理事長であり、現役猟師の米田さん。食べ頃や食べ方を知り尽くした猟師さんが太鼓判を押す、猟師飯が味わえます。 

 

名物は鹿肉を使った「ジビエBBQ」。醤油、塩、オリーブオイルで楽しむ‶和ジビエ″スタイルです。鹿肉は油っぽさが少なく、あっさりとしていて、女性やお子様にも大人気。調味料やお酒は、関西や中国地方をはじめ全国から取り寄せた、店主が本当においしい！と思ったものだけを使用しています。 

 

学習机に座って、七輪でBBＱ。この廃校宿泊ならではのシチュエーションがなかなか楽しいんです。ご希望があれば、芝生スペースでもお楽しみいただけます。廃校に宿泊できて、さらにおしゃれレストランでジビエ料理が味わえる、そんな場所は関西でここだけじゃないでしょうか？ 

懐かしいアルミ食器の給食を再現したモーニング＆ランチ 

毎月第2・3・4日曜日は、モーニングとカフェが楽しめる「Moreカフェ」もOPEN。お昼は、ご近所さんがお散歩ついでにお喋りにきてくれたり、野菜をおすそ分けしてくれたり、アットホームな雰囲気です。 

 

モーニング、ランチはアルミ皿にのった昭和の懐かしい給食風。オリジナルの「繁盛みそを使ったお味噌汁」、季節の野菜を使った一品が味わえるワンプレートです。料理長の奥様・京子さんお手製のおかずは、ご近所さんにも好評。これがまた美味しいんですよね～

 

川遊びは宿泊施設のすぐ裏。宿泊者限定のプライベートリバー  

当館の近くの揖保川で、夏は川遊びも楽しめます。人が少ない穴場スポットなので、ほぼ宿泊者だけのプライベートリバー。泳いだり、魚を捕まえたり、都会ではできない自然体験ができますよ。自然豊かな廃校宿泊ならではの楽しみですね。 

体育館やグランドは遊びたい放題。宿泊組数限定だから貸し切り感満載 

廃校宿泊の1番の醍醐味といえば、体育館やグラウンドが24時間使い放題なこと！ボールやラケット、卓球台もあり、室内スポーツは手ぶらでも存分に楽しめます。子どもたちは夜までずっと遊びに夢中。その間に、大人はレストランで晩酌されるというファミリーも多いですよ。 

晴れた日は、グラウンドで思いっきり鬼ごっこを楽しむのも良いですね。ジュニアサイズのサッカーコートが引けるので、少年サッカーやフットサル合宿でもご利用いただいています。 

 

まだまだ増える廃校利用の教室。音楽スタジオや接骨院なども併設

‶泊まれる小学校″ならではの設備は他にもたくさん。音楽室は現在、地元バンドの練習スペースとして活躍中。防音設備が整っているので、練習スタジオとしての貸し出しも受け付けています。  

音楽室のお隣には、接骨院も！どんどん活用が進み複合施設になりつつある「ゲストハウス繁盛校」。今後の進化にご注目くださいね。 

 

最近じわじわとハマる人が増えている「学校ステイ」。‶泊まれる小学校″で家族や仲間と、一味違った‶スクールライフ″を過ごしてみませんか？